寝違えて首が回らない|その日にできること・してはいけないこと|和歌山市

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公開日:2026年9月9日|執筆・監修:石川 翔(柔道整復師・はり師・きゅう師/和歌の浦翔鍼灸接骨院 院長)

こんにちは。和歌山市和歌浦の和歌の浦翔鍼灸接骨院です。

朝、目が覚めて起き上がろうとしたら首が痛くて動かせない。振り向けない、上を向けない、車のバックができない。寝違えは、その日の予定をまるごと狂わせます。

この記事では、寝違えたときにその日からできること、やってはいけないこと、そして「寝違えだと思っていたら別の病気だった」を防ぐための見分け方をまとめました。繰り返す方に多い背景も書いています。

【この記事の結論】

1. 多くの寝違えは数日で軽くなります。1週間たっても変わらない場合はご相談ください。

2. 痛いほうへ無理に倒す、首を鳴らす、痛い所を強く揉む——この3つは避けてください。

3. 発熱があって首が硬い、経験のない強い頭痛、手のしびれや力の入らなさ。これらは寝違えではない可能性があります。まず医療機関へ。

4. 首の痛みに対しては、首だけでなく胸椎(背中)への施術や、動かす運動を組み合わせるやり方が推奨されています。

5. 繰り返す方は、枕を替える前に、胸郭と肩甲骨の硬さを見たほうが早いことがあります。

1. 寝違えのとき、首で何が起きているのか

「寝相が悪かったから」と片づけられがちですが、同じ寝相でも寝違える日と寝違えない日があります。実際には、前日までの状態が下地になっていることがほとんどです。

前日までの疲れが下地となり、不自然な姿勢が引き金となって首の関節と筋肉が動きを制限する流れを示した図

図1|寝違えのとき、首で起きていること

首の関節(椎間関節)や、首から肩甲骨につく筋肉に負担が集中し、体がそれ以上動かさないように制限をかけている状態——これが寝違えのときに起きていることです。組織が大きく壊れているわけではないので、多くは数日で軽くなります。

2. 寝違えた直後の48時間

寝違えた直後48時間にしたほうがよいことと避けたいことを左右に並べた比較図

図2|寝違えた直後の48時間

いちばん多い失敗は、「動かないから動かしてほぐそう」として、痛いほうへ無理に倒すことです。制限がかかっているところに力を加えると、防御の反応が強まって余計に動かなくなります。

首をポキポキ鳴らすのも避けてください。鳴らした瞬間は軽くなった気がしますが、繰り返すほど癖になり、根本の硬さは変わりません。

3. 寝違えと思わず、すぐ受診してほしいサイン

首の痛みという形で、別の病気が現れていることがあります。次のサインがある場合、接骨院ではなく医療機関を受診してください。

発熱と首のこわばり、強い頭痛、手のしびれなど、寝違えではない可能性があるサインの一覧

図3|寝違えと思わず、すぐ受診してほしいサイン

当院でも、初回に必ずこれらを確認します。首の筋肉や関節の問題ではないと判断した場合は、その理由をお伝えして受診をおすすめします。

4. 繰り返す方に多い背景

年に何度も寝違える方がいます。この場合、寝方だけの問題ではありません。

胸郭の硬さ、肩甲骨の動き、寝返りの少なさ、枕の高さ、日中の姿勢という繰り返す背景の一覧

図4|寝違えを繰り返す方に多い背景

特に多いのが、胸郭(肋骨まわり)と肩甲骨が動かないパターンです。本来、振り向く動作は首だけで行うものではなく、胸の部分も一緒に回ります。ここが硬いと、振り向くたびに首だけが働くことになり、負担が一点に集まります。

枕を何度も買い替えているのに繰り返す、という方は、一度この部分を見てみることをおすすめします。
肩こり・首の痛み・姿勢の施術について >

5. 当院での対応

危険な原因を除く、痛みと緊張を落とす、動く範囲を戻すという3段階を示した図

図5|当院での対応(寝違え)

痛みが強い時期に、痛い所を直接強く押すことはしません。まず背中と肩甲骨まわりから緊張を落とし、首が動きやすい状態をつくってから、首に触れていきます。必要に応じて鍼灸や物理療法も使います。

首の痛みについては、首だけでなく胸椎(背中)に対する施術や、動かす運動を組み合わせるやり方が、理学療法の診療ガイドラインでも挙げられています。当院の進め方もこれに沿っています。

首を鳴らす施術(スラスト)は行っていません。首の動きが戻ったあと、繰り返さないための運動を続けたい方は、同じ建物の併設ジムで続けられます。ご利用は任意です。

併設|Titanium Fitness Gym
【和歌山市のパーソナルジム】Titanium Fitness Gym >

実際にお寄せいただいたお声

「急激な寒さのせいで、首と肩が痛くなったので久しぶりにお世話になってる鍼灸院さんに駆け込みました。マッサージと鍼をしてもらって我慢できなかった痛みもスッキリとれました!」

— 田中敦子 様

※Googleクチコミより引用(長い投稿は一部を抜粋)。個人の体験であり、同じ結果をお約束するものではありません。効果の程度や期間には個人差があります。

6. 正直にお伝えします

◎ はっきりしていること

・多くの寝違えは、特別なことをしなくても数日で軽くなります。

・首の痛みには、胸椎への施術、首の可動域運動、動き続けるよう勧めることが、ガイドラインで挙げられています。

・発熱+首のこわばり、強い頭痛、手のしびれや脱力は、首の筋肉の問題ではない可能性があります。

△ 注意して読んでいただきたいこと

・「1回で完全に動くようになる」とはお約束できません。何日かかるかは、痛めた程度によります。

・寝違えそのものを対象にした質の高い研究は多くありません。この記事の内容は、首の痛み全般の研究と当院の経験にもとづく整理です。

・「この枕なら寝違えません」という説明には根拠がありません。枕は合う・合わないが個人差の大きいものです。

・首を鳴らす施術は、ごくまれに重い合併症の報告があります。当院では行いません。

今日、首が回らなくて困っている方へ。当日のご予約も承ります。

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7. よくあるご質問

Q. 寝違えは何日で治りますか。

A. 多くは数日で軽くなります。1週間たっても変わらない、あるいは悪くなっている場合は、別の原因が隠れていることもあるためご相談ください。

Q. 温めるのと冷やすの、どちらがよいですか。

A. 痛めた直後で熱を持っている感じがあるときは短時間冷やし、痛みが落ち着いてこわばりが主になってきたら温めるほうが動きやすくなる方が多い、というのが当院の目安です。どちらが正しいかを決める強い研究はないため、楽なほうを選んで構いません。

Q. 健康保険は使えますか。

A. 接骨院の健康保険は、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷といった原因のはっきりした急性のケガが対象です。寝違えは、いつ・どんな状況で痛めたかがはっきりしていれば対象になる場合があります。初回に確認し、費用を先にご説明します。

Q. 湿布は貼ったほうがよいですか。

A. 楽になる方は使って構いません。ただし湿布は痛みを和らげるもので、動きを戻すものではありません。貼ったまま動かさずに過ごすより、痛みの出ない範囲で動かすほうが戻りが早くなります。

Q. 何度も寝違えます。枕を替えたほうがよいですか。

A. 枕が合っていない可能性もありますが、それだけとは限りません。胸郭や肩甲骨が動かないまま首だけが働いている状態だと、どの枕でも繰り返しやすくなります。まずそちらを確認することをおすすめします。

Q. 当日でも診てもらえますか。

A. 完全予約制ですが、空きがあれば当日も承ります。夜22時まで受付・年中無休です。無料駐車場を完備しています。

まとめ

・寝違えは、前日までの首と背中のこわばりが下地になって起こることが多い。

・直後は、痛みの出ない範囲でゆっくり動かす。無理に倒す・鳴らす・強く揉むは避ける。

・発熱+首のこわばり、強い頭痛、手のしびれ・脱力は、まず医療機関へ。

・首の痛みには、胸椎への施術と動かす運動を組み合わせるやり方が挙げられている。

・繰り返す方は、枕より先に胸郭と肩甲骨の硬さを確認する。

参考文献

1. Blanpied PR, Gross AR, Elliott JM, et al. Neck Pain: Revision 2017. Clinical Practice Guidelines Linked to the International Classification of Functioning, Disability and Health From the Orthopaedic Section of the American Physical Therapy Association. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2017;47(7):A1-A83.

2. Paige NM, Miake-Lye IM, Booth MS, et al. Association of Spinal Manipulative Therapy With Clinical Benefit and Harm for Acute Low Back Pain: Systematic Review and Meta-analysis. JAMA. 2017;317(14):1451-1460.

3. Dahm KT, Brurberg KG, Jamtvedt G, Hagen KB. Advice to rest in bed versus advice to stay active for acute low-back pain and sciatica. Cochrane Database of Systematic Reviews. Art. No.: CD007612.

4. 厚生労働省「柔道整復師の施術に係る療養費の支給基準」

執筆・監修 石川 翔(いしかわ しょう)

和歌の浦翔鍼灸接骨院 院長/Titanium Fitness Gym 代表トレーナー

・柔道整復師(国家資格)/はり師・きゅう師(国家資格)

・3年制の医療系養成校を2校修了。柔道整復師は学年首席で卒業

・バスケットボールチーム「ONELYS wakayama(ワンリーズ和歌山)」チームトレーナー(Bリーグ入りを目指すSB1リーグ所属/ジム・接骨院としてオフィシャルパートナー契約)

・プロゴルファー 濱田茉優 選手 ツアートレーナー

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療の指示ではありません。当院は医療機関ではなく、柔道整復・はり・きゅうの施術所です。施術の効果や必要な期間には個人差があり、特定の結果をお約束するものではありません。発熱をともなう首のこわばり、強い頭痛、手のしびれや脱力がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

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