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ぎっくり腰になったら|最初の3日の過ごし方と受診の目安|和歌山市

公開日:2026年9月9日|執筆・監修:石川 翔(柔道整復師・はり師・きゅう師/和歌の浦翔鍼灸接骨院 院長)

こんにちは。和歌山市和歌浦の和歌の浦翔鍼灸接骨院です。

「顔を洗おうと前かがみになった瞬間、腰に電気が走って動けなくなった」。ぎっくり腰は、たいてい何でもない動作で起こります。痛みが強いほど「動いていいのか、寝ていたほうがいいのか」で迷われる方が多く、当院にも「とりあえず様子を見ていたら3日たってしまった」というご相談がよく届きます。

この記事では、ぎっくり腰になった直後にすること・しないほうがよいこと、病院を先に受診したほうがよいサイン、接骨院でできることとできないことを、研究とガイドラインの内容に沿って整理しました。専門用語はできるだけ使わずに書いています。

【この記事の結論】

1. 急性の腰痛では、「寝て安静」より「痛みの出ない範囲で動く」ほうが、痛みと動きやすさがわずかに良いことが分かっています(10件の試験・計1,923人のまとめ)。

2. ただし差は「わずか」です。動けば必ず早く治るという意味ではありません。無理に動くことも勧めていません。

3. 尿や便が出にくい、足に力が入らない、発熱がある、がんの治療歴がある——このいずれかがあれば、接骨院より先に医療機関へ。

4. ぎっくり腰(急性の腰痛)は、原因のはっきりした捻挫・挫傷であれば健康保険の対象です。慢性的な肩こりや疲労回復は対象外です。

5. 当院は夜22時まで受付・年中無休・完全予約制。当日のご予約も空きがあれば承ります。

1. ぎっくり腰とは何が起きているのか

ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」と呼ばれます。腰の関節・筋肉・靭帯などに急に強い負担がかかり、痛みと防御的な筋の緊張が一気に起こった状態です。骨が折れたり、椎間板が必ず飛び出したりしているわけではありません。

起こる場面には共通点があります。多いのは「前かがみ」「ひねる」「不意打ち」の3つが重なったときです。洗面所で顔を洗う、床の荷物を体をねじりながら持ち上げる、くしゃみをする——どれも腰そのものに大きな力がかかる動作ではありませんが、股関節と背中(胸郭)が動かない状態でこれをすると、腰の一点に負担が集中します。

前かがみ・ひねる・不意打ちの3条件が重なるとぎっくり腰が起こりやすいことを示した図

図1|ぎっくり腰は「前かがみ・ひねる・不意打ち」が重なったときに起こりやすい

つまり、ぎっくり腰は「腰が弱いから起きた」というより、「腰以外が動かないぶん、腰が働きすぎていた」ところに引き金が引かれた状態だと考えると、その後の対応が分かりやすくなります。

2. 最初の3日にすること・避けること

痛めた直後は、痛みが強く出る動きを避けながら、動ける範囲を少しずつ確認していきます。「一日中じっと寝ている」ことは、今はすすめられていません。

ぎっくり腰の直後72時間にしたほうがよいことと避けたいことを左右に並べた比較図

図2|最初の72時間にすること・避けること

楽な姿勢は人によって違います。横向きで膝を軽く曲げる、あお向けで膝の下にクッションを入れる、椅子に浅く座って背もたれに寄りかかる——いろいろ試して、痛みが軽くなる姿勢を見つけてください。その姿勢で休み、痛みが落ち着いたら数分歩く。これを繰り返します。

冷やすか温めるかは、よく聞かれます。痛めた直後で熱を持っている、腫れぼったい感じがあるときは冷やすほうが楽になる方が多く、数日たって「こわばり」が主になってきたら温めるほうが動きやすくなる方が多い、というのが当院での目安です。どちらが正しいかを決める強い研究はないため、ご自身が楽なほうを選んでいただいて構いません。

3. 「安静にしておく」は今の考え方ではありません

急性の腰痛に対して「寝て安静にする」ようすすめた場合と、「動ける範囲で日常生活を続ける」ようすすめた場合を比べた研究が、10件(合計1,923人)まとめられています。

急性腰痛で寝て安静にする場合と動ける範囲で動く場合を比較した研究結果の図

図3|「寝て安静」より「動ける範囲で動く」ほうがわずかに良い

結果は、動ける範囲で動いたほうが、痛みの引き方(効果量 0.22)も動きやすさ(0.29)もわずかに良い、というものでした。ただし「わずか」です。動いたら劇的に早く治る、という話ではありません。

また、足に強くしびれや痛みが出る坐骨神経痛をともなう場合には、安静と活動でほとんど差がありませんでした。足の症状が強いときは、無理に歩き回る必要はありません。

4. 先に医療機関へ相談してほしいサイン

ぎっくり腰の多くは、数日から2週間ほどで痛みが軽くなっていきます。一方で、腰の痛みという形で別の病気が現れていることもあります。次のサインは、接骨院より先に整形外科などで調べていただいたほうが安全です。

尿便の異常や発熱など、接骨院より先に医療機関を受診すべき腰痛のサインの一覧

図4|先に医療機関へ相談してほしいサイン

当院にお越しいただいた場合も、初回の検査でこうしたサインを確認します。当院で対応すべきでないと判断したときは、その場で理由をお伝えして医療機関の受診をおすすめしています。

5. 接骨院でできること・できないこと(保険の話)

できること

痛みで固まってしまった筋肉の緊張をゆるめること、動かせる範囲を広げていくこと、腰に負担を集めている股関節や背中の動きを整えること、日常動作の方法(起き上がり方、靴下のはき方、車の乗り降り)を具体的にお伝えすること。鍼灸や超音波・電気刺激を使った物理療法も組み合わせます。

できないこと

レントゲンやMRIなどの画像検査、診断、薬の処方はできません。これらは医療機関の役割です。骨折や神経の重い症状が疑われる場合も、当院ではなく医療機関が先になります。

健康保険について

接骨院で健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)といった、原因のはっきりした急性のケガに限られます。ぎっくり腰は、いつ・何をして痛めたかがはっきりしていれば、この対象になることが多いケースです。一方、いつからともなく続いている腰の重さや、疲労回復・リラクゼーションを目的とした施術は保険の対象外で、自費になります。

どちらに当たるかは初回の問診で確認し、費用を先にご説明します。料金表・ご予約のページはこちら >

6. 当院での対応と初回の流れ

当院は完全予約制です。ぎっくり腰のように急な痛みの場合も、まずはLINEかお電話でご連絡ください。空きがあれば当日にお受けしています。夜22時まで受付、年中無休です。

問診から検査・説明・施術・セルフケアまでの初回来院の流れを5段階で示した図

図5|初めてご来院いただいた日の流れ

歩くのがつらい状態でも、駐車場は建物のすぐ横にあります。付き添いの方と一緒にお入りいただけます。

7. 繰り返さないために

ぎっくり腰でいちばん多いご相談は、「また同じことをやってしまった」というものです。痛みが引いた時点で終わりにすると、腰に負担を集めていた元の状態はそのまま残ります。

痛みが落ち着いたあとは、股関節と背中を動かせるようにしておくこと、体幹が抜けない状態で物を持てるようにしておくことが目標になります。当院は同じ建物にパーソナルジムを併設しているので、通う場所を変えずにここまで続けられます。ジムのご利用は任意で、無理におすすめすることはありません。

併設|Titanium Fitness Gym
【和歌山市のパーソナルジム】Titanium Fitness Gym >

実際にお寄せいただいたお声

「ギックリ腰をやってしまった時に早急に対応してもらえました。鍼と電気とマッサージで、しっかり効果を感じることが出来ました。」

— chercy 様

「腰と臀部の痛みがあったので針治療をしてもらいました。翌日には痛みもほぼ取れ動きも軽快になりました。いつも治療ありがとうございます。」

— koko131 様

※Googleクチコミより引用(長い投稿は一部を抜粋)。個人の体験であり、同じ結果をお約束するものではありません。効果の程度や期間には個人差があります。

8. 正直にお伝えします

◎ はっきりしていること

・急性の腰痛では、寝たきりで過ごすより、動ける範囲で日常を続けるほうがわずかに良い結果が出ています。

・急性腰痛の痛み止めとして、非ステロイド性抗炎症薬(いわゆる痛み止め)は最も強く推奨されています。

・手技による施術は、急性腰痛に対して痛み・動きやすさをある程度改善しますが、その程度は痛み止めと同じくらいで、劇的なものではありません。

△ 注意して読んでいただきたいこと

・「1回で治る」「これをすれば必ず治る」という説明は、根拠がありません。当院もお約束できません。

・手技のあとに、痛みの増加・筋肉のこわばり・頭痛といった一時的な反応が出ることがあります(研究では50〜67%で報告されています)。重い副作用の報告はありませんが、ゼロではないという前提でご説明します。

・冷やす/温めるの選び方には、決着のついた研究がありません。楽なほうを選んで構いません。

・「腰痛の85%は原因不明」という説明が広く出回っていますが、この数字は現在では慎重に扱われています。当院も「原因は分かりません」で終わらせないようにしています。

動けないほどの痛みでも、まずはご連絡ください。

LINEで24時間 予約・相談 >
電話で予約 090-6843-5170 >

9. よくあるご質問

Q. ぎっくり腰は何日で治りますか。

A. 多くの方は数日から2週間ほどで痛みが軽くなっていきます。ただし、痛めた程度・お仕事の内容・過去の再発回数によって変わります。初回の検査のあとに、おおよその見通しをお伝えします。

Q. 痛めた直後でも施術を受けられますか。

A. 受けられます。強い痛みがある時期は、無理に動かすことはせず、痛みと筋の緊張を落とすことを中心に行います。

Q. 病院と接骨院、どちらへ行けばよいですか。

A. 第4章のサインに当てはまるものがあれば、まず医療機関へ。当てはまらず、いつ・何をして痛めたかがはっきりしているなら、接骨院で対応できることが多いです。迷うときはご連絡いただければ一緒に判断します。

Q. 健康保険は使えますか。

A. 原因のはっきりした急性のケガであれば対象です。慢性的な腰の重さや疲労回復目的は対象外で自費になります。初回に確認してご説明します。

Q. 仕事は休んだほうがよいですか。

A. 動ける範囲で日常を続けるほうがよいという研究結果はありますが、重い物を持つ作業や長時間の運転は別です。お仕事の内容を伺ったうえで、避けたほうがよい動作を具体的にお伝えします。

Q. コルセットは使ったほうがよいですか。

A. 痛みが強い時期に動きやすくなる方はいます。ただし長く着け続けると体幹の筋が働きにくくなるため、痛みが落ち着いてきたら外す時間を増やしていきます。使い方はご来院時にお伝えします。

Q. 当日でも予約できますか。駐車場はありますか。

A. 空きがあれば当日も承ります。夜22時まで受付・年中無休です。無料駐車場を完備しています。

まとめ

・ぎっくり腰は「腰が弱い」より「腰以外が動かない」ところに引き金が引かれて起こることが多い。

・最初の数日は、痛みの出ない範囲で動きながら、楽な姿勢で休む。丸3日以上の寝たきりは避ける。

・安静より活動のほうがわずかに良い結果。ただし差はわずかで、無理に動く必要はない。

・尿便の異常、足の脱力、発熱、がんの治療歴、転倒後の痛みなどがあれば、まず医療機関へ。

・原因のはっきりした急性のケガであれば健康保険の対象。費用は施術前に説明します。

・痛みが引いたあと、股関節と背中を動かせるようにしておくことが再発予防になる。

参考文献

1. Dahm KT, Brurberg KG, Jamtvedt G, Hagen KB. Advice to rest in bed versus advice to stay active for acute low-back pain and sciatica. Cochrane Database of Systematic Reviews. Art. No.: CD007612.

2. Paige NM, Miake-Lye IM, Booth MS, et al. Association of Spinal Manipulative Therapy With Clinical Benefit and Harm for Acute Low Back Pain: Systematic Review and Meta-analysis. JAMA. 2017;317(14):1451-1460.

3. 日本整形外科学会・日本腰痛学会 監修.『腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)』南江堂, 2019.

4. Hagen KB, Hilde G, Jamtvedt G, Winnem M. Bed rest for acute low-back pain and sciatica. Cochrane Database of Systematic Reviews. Art. No.: CD001254.

5. Malmivaara A, Häkkinen U, Aro T, et al. The Treatment of Acute Low Back Pain — Bed Rest, Exercises, or Ordinary Activity? New England Journal of Medicine. 1995;332(6):351-355.

執筆・監修 石川 翔(いしかわ しょう)

和歌の浦翔鍼灸接骨院 院長/Titanium Fitness Gym 代表トレーナー

・柔道整復師(国家資格)/はり師・きゅう師(国家資格)

・3年制の医療系養成校を2校修了。柔道整復師は学年首席で卒業

・バスケットボールチーム「ONELYS wakayama(ワンリーズ和歌山)」チームトレーナー(Bリーグ入りを目指すSB1リーグ所属/ジム・接骨院としてオフィシャルパートナー契約)

・プロゴルファー 濱田茉優 選手 ツアートレーナー

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受付時間:9:30〜22:00(年中無休・完全予約制)

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併設:パーソナルジム Titanium Fitness Gym(同じ建物内)

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療の指示ではありません。当院は医療機関ではなく、柔道整復・はり・きゅうの施術所です。施術の効果や必要な期間には個人差があり、特定の結果をお約束するものではありません。強い痛み、しびれ、発熱、安静にしていても続く痛みなどがある場合は、まず医療機関を受診してください。